ポリープとは粘膜に生じる隆起性病変の総称で、大腸ポリープの中には腺腫、早期癌、炎症性ポリープ、過形成性ポリープなどが含まれます。大腸のポリープの約80%は良性のポリープである腺腫なのですが、腺腫は大きくなってくるとその一部が癌化する場合があるために前癌病変と言われています。
癌が含まれる率は腺腫が大きくなるにつれて増加し、大きさが5㎜以下では0.5%以下であると言われていますが、6㎜~9㎜で10%以下、10㎜以上になると20~30%に癌が含まれるようになると言われていますので、5㎜以上の腺腫については切除治療の適応となってきます。